歯が変色する原因とその特徴
歯の黄ばみや黒ずみが気になっているという方もいるのではないでしょうか。しかし、歯が変色する原因はかなり様々で、自分で見ただけでは原因がなんなのかわからないこともあります。
前歯など目立つ歯が変色していれば、一刻も早く原因を突き止めて改善したいですよね。そんな方に役立つ、歯が変色する原因や特徴をご紹介いたします。
虫歯が原因の変色
部分的に歯が黒や茶色に変色している場合は、原因が「虫歯」の可能性が高いです。虫歯であれば、冷たいものがしみるなどの症状が出ることもあります。ただし、虫歯でなくても知覚過敏などでしみる可能性もあるため、しみる=虫歯と完全に断定することはできません。
歯周病が原因の変色
歯周病が原因の場合は、主に歯の付け根、歯と歯茎の境目あたりが黒く変色することがあります。歯周病の症状が進行している可能性が高く、放っておくと危険な状態の場合もありますので、なるべく早めに歯科医院を受診することをおすすめいたします。
食べ物や嗜好品が原因の色素沈着
コーヒーや紅茶、赤ワインなどによるステイン(着色)が色素沈着を招いている可能性もあります。タバコのヤニやお茶の茶渋も同様です。その場合、歯全体のところどころに茶色い汚れが付いたようなかんじになります。この着色は、歯の表面に付着するだけでなく、エナメル質の内部にまで入り込んでいますので、歯磨きだけで落とすことは困難です。
加齢が原因の変色
加齢により歯の表面のエナメル質が摩耗され、歯が薄くなることで歯の内側にある黄色い象牙質が透けて見え、歯全体がうっすら黄ばんで見えることがあります。
歯の内側にある象牙質は、審美歯科治療でのホワイトニングによって白い歯に戻すことができるため、それほど悲観視しなくても大丈夫です。
薬の服用が原因となる変色
歯が作られる0~12歳までの間に「テトラサイクリン系」の薬を服用すると、象牙質に沈着して歯が変色する副作用があります。(今ではなるべく処方は避けられています)
軽度の変色であればホワイトニングで白くすることもできますが、変色の度合いが強いと、被せものなどを用いた処置が必要になる場合もあります。
詰め物や被せものの変色
詰め物や被せものの変色は、自分でもわかりやすいと思いますが、詰め物や被せもの本体ではなく、その境目に汚れが溜まって変色してしまう場合もあります。特に歯がしみたり、痛みを感じる場合は、できるだけ早めに歯医者を受診して処置してもらうようにしましょう。
歯科医院で治療をすれば、大体の歯の変色は治すことができます。
しかし、歯の変色の原因は歯科医師でも見分けづらい場合があり、誤診で削られてしまうという危険もないわけではありません。もし、歯科医院での診断に不安があれば、治療を受ける前にセカンドオピニオンを受診してみてくださいね。
ナチュラルスマイルデンタルクリニックでは、完全個室診療で日曜・祝日の診療も行っています。歯でお困りのことがございましたら一度ご相談にお越しください。